しみとは?
しみの主な原因は紫外線
しみの主な原因は「紫外線」です。紫外線を浴び続けると、表皮(皮膚の一番外側にある層)で「メラニン色素」という黒色の色素が作られ、このメラニン色素が沈着して残ることでしみができます。普通ならターンオーバー(お肌の生まれ変わり)でメラニン色素は自然に剥がれ落ち、徐々に元のお肌に戻るのですが、様々な原因でターンオーバーが正常に行われなくなすと、メラニン色素が排出できなくなり、お肌にとどまってしみができてしまいます。
しみができやすい部分は?
- 目のまわり
- 額
- 頬
- お口まわり
- 手の甲
- 手首
など
このような部分は皮膚が薄く部分は、紫外線のダメージを受けやすいためしみができやすいです。
しみを予防するには?
しみは紫外線をたくさん浴びることでできるため、紫外線対策が一番の予防方法となります。夏場など、紫外線が強くなる季節に外出する時には日焼け止めクリームを塗ったり、日傘を差したりするなど、UVケアを心がけてお肌に直接紫外線が当たらないように注意しましょう。
しみにはどんな種類が?
老人性色素斑
一般的に「しみ」と呼ばれているものは、老人性色素斑のことです。主な原因は紫外線で、30歳前後から少しずつ現れてきます。形や大きさは様々で、紫外線を浴びやすい頬、こめかみ、手の甲などによくできます。老人性色素斑を予防するためには、しっかりとUVケアを行うことが大切です。
後天性真皮メラノサイトーシス
一般的なしみは表皮(皮膚の一番外側にある層)にメラニン色素が蓄積されることでできますが、後天性真皮メラノサイトーシスは真皮(表皮の下の層)に蓄積されることで現れます。茶褐色や灰色、青みがかった色の斑点状の色素斑で、お顔の左右にできることが多く、両側の頬、両側の下瞼などでよくみられます。そのほか、額やこめかみにできることもあります。
成人してから現れることが多く、また両側の頬にできやすいことから肝斑と間違われやすいので、施術に際しては慎重に診断する必要があります。
そばかす(雀卵斑)
両側の頬、目元のまわり、鼻筋などで左右対称に現れる褐色の小さな色素班のことです。遺伝的な要因でできることが多く、思春期の頃に濃くなって、その後は少しずつ目立たなくなります。紫外線を浴びると色が濃くなることがあるので、UVケアを心がけるようにしましょう。
肝斑(かんぱん)
輪郭がはっきりしないびまん性色素斑のことで、両側の頬や額などで左右対称にできるという特徴があります。主な原因は女性ホルモンの影響と考えられていて、20~40代の女性によくみられます。
炎症後色素沈着
にきび、かぶれ、湿疹、火傷などが原因でできる色素沈着です。思春期のニキビのひどい方などは、炎症後色素沈着ができやすいので注意が必要です。多くの場合、そのままにしていると自然に消えていきますが、気になる方はお気軽にご相談ください。
しみ・そばかす・肝斑の治療方法は?
IPL(光治療)
「IPL(Intense Pulsed Light)」という特殊な光でメラニン色素にダメージを与えて、しみを薄くします。ダウンタイムや痛みのほとんどないお肌に優しい施術で、施術後に絆創膏を貼る必要はありません。
QスイッチYAGレーザー
肝斑は一般的なしみと違い、刺激を受けるとメラニンが活性して濃くなったり、広がったりすることがあるため、これまでレーザー治療は厳禁とされていました。「QスイッチYAGレーザー」なら肝斑に余計な刺激を与えないため、レーザートーニングによる肝斑治療が可能となります。
当クリニックでは、肝斑治療機器として知名度・実績のあるメドライトシリーズの最新機種「レブライトSI」を導入しています。従来のものより出力が安定し、高い効果が得られます。
エンビロン
紫外線からのダメージからお肌を守るために、紫外線の多い南アフリカ共和国で研究・開発されたこのスキンケアです。ビタミンAを中心に、様々なお肌に良い成分がバランス良く配合されています。
当クリニックでは、クリニックで行う「トリートメントコース」と、お客様がご自宅で行う「ホームケア」を組み合わせて、健康的で美しいお肌へと導いていきます。また、光治療(IPL)やレーザー治療後のクールダウン効果も期待できますので、アフタートリートメントとしても活用しています。
美顔コンビネーション
「美顔コンビネーション」とは、光治療(IPL)、ロングパルスYAGレーザー、スキンタイト(近赤外線)といった波長の異なる3種類の光エネルギーの照射により、加齢にともなって起こるしみ、くすみ、小じわ、毛細血管の拡張、しわ、たるみ、毛穴の開きなどの肌トラブルを改善させる美肌プログラムです。しみ、しわ、たるみなど複数の肌トラブルでお悩みの方におすすめです。